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2022.01.10

【岡崎の楽しいよりみち】今日は心地よいフレンチを「dessin plus デッサン プリュス」

小野ふとん店から車で10分。岡崎市竜美台のある「dessin plus（デッサン プリュス）」は、閑静な住宅街に佇むフレンチレストラン。

素朴な木製家具が置かれた店内は、格子窓から柔らかい日が差し込むどこかノスタルジックな空間。「美術室みたいでしょう」と話すのは、シェフの草薙さん。17年前に開業するまで、この場所は別の人が経営する「デッサン」という喫茶店だったそう。

「いい空間だし、お店の名前も少し残しておきました」と話す様子には、心地よい余裕とアートのような豊かさが漂う。そしてそれは、シェフが生み出す料理そのものでもあるのだ。

こだわりを尋ねたところ、純粋なものをつくる・地域性を意識する・創作すること。と、即答してくれた。

「素材をより良くするのは大前提。お皿の上に地域という関連性を持たせたり、自分の頭でしっかりと考えることを大事にしている」

迷いのない言葉を裏付けるのは、テーブルに並ぶ作品のような料理と予約の途絶えない人気ぶりだ。

流行を追ったり奇を衒うことはしない。と話すシェフの料理は美しく強い。映えるという表現では決して追いつかない、本物の美術品のような輝きに満ちている。

デッサン プリュス（dessin plus)