LIFE STYLE

2025.05.15

小野ふとん店スタッフレビュー「やまぶどう、くるみの籠バッグ」

小野ふとん店スタッフレビュー「やまぶどう、くるみの籠バッグ」

ハンドメイドの温かみが好きで、使い込むほどに味わいが増すものについ惹かれます。丁寧に編まれた籠バッグは「一点もの」「自然素材」「経年変化」など、ギャッベとの共通点も多くてファンが多いんです。

古くから編み細工に適した素材として珍重されてきたやまぶどうとくるみ。その蔓は使い込むほどに弾力が増し、耐久性にも優れていることから、もともと農具入れの籠やざるなど生活道具のために用いられてきました。素材本来の木目や木肌を自然のまま生かし、職人が丹精込めて編み上げる籠は、採取から皮剥ぎ、乾燥、編み上げまでの全工程を手作業で行うため、仕上がりに作り手の個性が表れます。

シンプルな網代編みや手の込んだ六角編みなど、編み方の手法によっても表情が異なり、使い込むほどに艶が出て、手に馴染んでいくのも醍醐味です。

国内で作られるものは値段が張るイメージがありますが、小野ふとん店では日本の職人さんが中国で指導し、現地で製作を行う工房から仕入れているため、お手頃価格でご提供。取り扱いのコツやお手入れの方法などもしっかりお伝えしますので、エイジングを楽しみながら長くお使いください。置いておくだけでも絵になる清楚な美しさは、手提げバッグとしてはもちろん、草花を飾る花入れや、タオルなど小物入れに、と幅広い使い方ができそうです。