LIFE STYLE

2022.07.25

夏の素材、なにを選ぶ?

夏の素材、なにを選ぶ?

寝苦しさを感じやすい夏の夜。
心地よい眠りのために、
ふとんの選び方を見直してみませんか?

エアコンをつけたまま眠りたい。
とにかく体を冷やしたくない。
肌にふれる生地の感触を重視したい。
夏の眠りは冬よりも
ニーズが複雑です。

だからこそ、夏のふとんは種類が豊富。
一般的な綿だけでなく、
ウールや羽毛だってあるんです。

それぞれの素材にふれながら、

自分に合う一枚を探してみませんか?

 通気性がよく涼やか

「植物性素材」

【綿】

夏ふとんとしてお馴染みのタオルケットやガーゼケット。その素材の多くは、植物系繊維です。

植物系繊維は、吸水性が良い素材。通気性があり熱を溜め込まないので、就寝時にエアコンを使わない人に適しています。

中でも綿は、加工がしやすい万能素材。夏は、柔らかいパイルや軽やかなガーゼが人気です。「小さい頃から馴染みのある肌触りで、心が落ちつく」という人も多いはず。

【麻】

 

麻は、シャリ感とよばれる独特の風合いが魅力。乾きやすく、ムレにくく、水に濡れるたびに強度が増すという個性があります。シワになりやすいという特性も含めて、根強いファンを持つ素材です。

綿や麻のふとんは、自宅で洗濯できるものがほとんどです。眠るときにエアコンを消すと、どうしても汗をかきやすくなるもの。就寝時はエアコンを使わず、こまめにふとんを洗濯したい。そんな人におすすめです。

エアコンをつけて眠るなら

「動物系素材」

暑い夏の夜は、エアコンをつけたまま眠る。最近は、そんな過ごし方も珍しくありません。ただ、気になるのはエアコンによる体の冷えや乾燥。朝起きたら、なんだか体がだるい…なんていう経験はありませんか?

そんなときは、ウールやキャメル、羽毛のような動物系素材がおすすめです。「夏なのにウールや羽毛?」と驚く人もいるかもしれませんが、動物系の繊維は年中活躍する優秀な素材です。

大きな特徴は、吸湿系に優れていること。ムレの原因となる湿度を逃し、心地よさを保ちながらエアコンから肌を守ってくれます。もちろん、保温性も魅力のひとつ。一晩中エアコンが稼働している寝室でも、体の冷え過ぎを予防できます。

真夏といえども、冷えは大敵。エアコンをつけたまま眠る人には、動物系が断然おすすめです。

【ウール・キャメル】

ウールは別名「天然のエアコン」。夏は涼しく冬はあたたかいのが特徴です。素材の油分が汚れをはじくことや、熱が伝わりにくいことから、夏用衣類にも多く使用されています。

最大の魅力は、優れた吸湿性。汗をかいてもムレにくいので、夏でもサラリと心地よく使えます。

夏は、毛布のように直接肌に触れるものより、生地にウールのわたを詰めた薄手のふとんがおすすめ。エアコン使用の有無に限らず、冷えを防ぎたい人にとっても重宝する一枚になるはずです。

 こだわり派の方にはキャメルもおすすめ。独特の風合いとウール同様に優れた機能を持つ希少な素材です。

「お手入れ、どうする?」

ちょっぴり戸惑うウールやキャメルのお洗濯。そんなときは、リブレヨコハマのデリケート衣類専用洗剤「ランドリーディタージェント シルク&ウール」を。汗の汚れを落としつつ、洗うほどに本来のツヤ感を取り戻す優れモノ。上質な素材を長く愛用するための特別な洗濯洗剤です。

※羽毛ふとんには使用できません。小野ふとん店、または専門のクリーニング店をご利用ください。

Point!
○洗濯物はネットに入れて余分なすき間はゴムなどで留める
○洗剤と水はあらかじめ混ぜておく
○デリケートコースを選んで水量は多めに設定
○脱水は3分以内に
※洗濯方法を誤ると素材が縮む可能性があります

「羽毛なら、エアコンの夏も極上の寝心地」

羽毛は、ウールやキャメルと同じ吸湿性に優れた動物系素材です。ただ、他と違う最大の魅力はその軽さ。ウールやキャメルに比べて、厚みや重みがないため掛け心地も軽やか。軽くても保温力があるので、エアコンで体が冷え過ぎる心配もありません。

羽毛は冬の寝具というイメージもありますが、それは羽毛が「軽くてあたたかい」という証拠。夏用に仕立てた薄手の羽毛ふとんなら、エアコンの効いた涼しい寝室で、ぬくぬくと極上気分を味わえます。

蒸し暑く寝苦しい夜も、エアコンによる体の冷えも、全てをパスしたノンストレスの寝心地。それは、夏の羽毛ふとんならではの特権です。エアコンをつけて眠るなら、ぜひ夏の羽毛ふとんをお試しください。