何とも言えない美しい曲線を持ち、誰もが「目にしたことがある！」と感じてしまうこの形。実は、15世紀から愛用される牛の乳搾り用の椅子を、ある靴職人が自分のお尻のかたちに合わせて削り込んだのが始まりなのだとか・・・。

　現在はワーナー社が、誰もが心地よく座れる形を目指して改良を重ね、さらに人間工学に基づいた形状へと進化させています。また、３本の脚を水平につなぎ、構造を強固にする「貫（ぬき）」を取り入れたのもワーナー社。独特のカーブを描く座面は長時間座っても疲れにくく座り心地も抜群です。

　使われている「イロコ材」は銅茶色のきれいな木目が特徴。耐久性・耐水性があり屋外での使用も可能です。

【Werner(ワーナー)】
　北欧デンマークのブランド、ワーナーは名作シューメーカーチェアで有名なブランドです。もともと木靴を制作する職人だったワーナー社の社長ラーズ・ワーナー氏が、体の一部のように使っていた愛着のある椅子をもう一度世に送り出したいと考え復刻生産を始めました。